第13回講演会～新繊維ビジョンを見据えた取組み～を開催しました

11月28日に、第13回目の講演会「新繊維ビジョンを見据えた取組」を名古屋市工業研究所にて開催した。理事長の挨拶に続き、経済産業所製造産業局生活製品課の吉村課長補佐から「繊維ビジョン2022および繊維技術ロードマップ2022」と題して2030年さらに2040年を見据えた日本の繊維産業のあるべき姿について基調講演を賜った。次に、パネリスト4名よりそれぞれの立場から「新繊維ビジョン」に向けた対応策について10分ずつプレゼンいただいた。神戸大学井上教授からは「well-beingを追求したサステナブルな繊維製品生産システムによる統合的デザイン」、東レ株の纐纈氏からは「東レ㈱の新繊維ビジョンを見据えた取り組み」、瀧定名古屋㈱の神山氏からは「LIFE with EARTH 100年後も笑顔で」、NPO-TAAの堀から「SDGｓと繊維産業~無水染色加工技術と電子線加工技術～」について紹介された。その後、パネリスト間およびフロアーとの討論を行った。関西、中京、北陸地域から約40名の参加があり、初めてのパネル討論会は盛会であった。アンケートでは今後もこのような形式の討論会を行って欲しいなどの意見をいただき、関心の高さをうかがうことができた。