NPO Textile Technology Activation Association
2022.07.12 活動報告
7月8日に、第12回目の講演会「繊維産業とファッション」を福井駅東口のAOSSAにて開催した。理事長の挨拶に続き、女子美術大学・非常勤講師の柿島由雄氏から「ファッション分野における創造的思考法とは?」と題して、ファッション産業を取り巻く環境、ファッションとは? さらにファッション分野の創造的思考法についてこの産業の先頭を行くフランスやイタリアの例を主体に紹介いただくとともにファッションデザインプロセスやアートとその心を紹介いただいた。
次にスタイレム瀧定大阪株式会社業務推進部環境品質管理部の森田芳弘氏から「サステナビリティへの対応~STYLEMの現在地~」と題して講演いただいた。SDGs、国内外の繊維産業に対する要求、繊維業界の問題、資源の循環についての説明があり、次いでSTYLEMのVision、Mision、Corporate Slogan、5つのカテゴリ、認証の現状を紹介いただいた。
最後に、「新「繊維ビジョン」とサステナブルファッション」と題して本NPO理事長堀照夫は、最近経産省が発表した新繊維ビジョンの内容を紹介し、混沌とする世界の現況、さらに1昨年から年に2回開催されている「サステナブルファッションEXPO」の内容について説明した。具体には繊維材料の脱化石資源、バイオ由来および植物由来の繊維材料へのシフト化を紹介した。
福井での対面での開催であったが関西や中京また東京や長野などからも約40名の参加があり関心の高さをうかがうことができた。