NPO Textile Technology Activation Association
2021.07.27 活動報告
7月19日に、第9回目の講演会「グリーンイノベーション推進に向けた繊維産業の在り方」を福井フェニックスプラザにて開催した。理事長の挨拶に続き、環境省自然環境局生物多様性主流化室長「ファッションと環境」タスクフォース副リーダー、河村玲央氏から「循環型ファッションの促進について」と題してSDGs達成に向けたファッション産業の在り方について日本政府としても取り組むべき内容を詳細に紹介された。次に福井大学学術研究院工学系部門繊維先端工学講座准教授廣垣和正氏から「綿繊維の超臨界流体染色」と題して、これまでは不可能とされてきた綿の超臨界染色の実用化を視野に入れた反応分散染料による染色についての研究成果が紹介された。最後に、「繊維産業が目指すサステナブル技術の最先端」と題して本NPO理事長堀照夫がコロナ禍にある世界の混沌とした世界情勢から繊維産業が目指すべきグリンイノベーションおよびSDGsを視野に入れた繊維技術の先端を紹介した。久しぶりの対面での講演会であったが、福井以外に関西、中京地域からも約50名の参加があり関心の高さをうかがうことができた。